猫ちぐら

こんにちは。

 

先週放送の

SPITZ草野マサムネのロック大陸漫遊記」にて

突如予告なしで新曲流されて

食べてた夕飯を吐きそうになった

桃亀改めandです。

 

今世界で猛威を奮っている新型コロナ。

その影響で4~5月には

緊急事態宣言が発令され、

世の中大変な事になった事については

前回のブログでも書きましたが。

 

→[2020年、春] - peachdraw18’s diary / https://peachdraw18.hatenablog.com/entry/2020/06/01/141439

 

その影響は、

私が推してるバンド、スピッツにも

大きく出ていました。

 

昨年11月から、

最新アルバム「見っけ」を引っ提げた

ライブツアーを行っていたスピッツ

今年の1月まではアリーナ公演を開催し、

3月からはホール公演を行う予定でした。

 

が、

春頃からライブやイベントの相次ぐ

中止、延期が決定し、

ホール公演も予定していたもの全てが

延期となってしまいました。

 

ちなみに私も5月に

名古屋のセンチュリーホール公演に

参戦予定でした。ちくしょう。

 

そんな中、今年から

スピッツのオンラインメンバーズ

(有料のサイト)に入会した私は、

本格的に推しに貢ぐと共に

リアルタイムな情報を入手し始めて

いました。

 

オンラインでは、

メンバーが書き込むブログのようなものや

動画や音声などが定期的に更新されて

幸せになれるので、

ファンになったら

とりあえず入ってほしいんですけど(勧誘)

(月額800円なので

実質スイーツ買うみたいな感覚←?)

 

そこで

この時期にメンバーが

どのように過ごしていたのかは

なんとなくリアルタイムで

追っていた訳でしたが。

 

そこによると、

3月末、延期になったものの、

一応ホール公演のゲネプロ

(本番さながらに行うリハーサル)

を行った後、

つまり4月から現在(6月)に至るまでは

基本自宅待機となったそうで。

 

そんな中、

スピッツのほぼ全ての楽曲を

作詞作曲する

ボーカルの草野マサムネさんは、

4月上旬、ブログ(以下ス箱)にて

「ずっと家にいると

自分が何者か分からなくなってくるので、

与えられた時間と解釈して

曲作りでもしようかな」

(だいぶはしょった)と発言し、

その後、

一人ずつとなった動画(以下オンテレ)でも

同様の事を言及していました。

 

その後、

5月中旬に横浜サンセットの映像

 

https://youtu.be/W4Lkp42a-10

 

が全編YouTubeにて公開されると、

それを皮切りに

ほぼ毎週何かしら供給があるという

ヲタク混乱事案が起きまして。

 

そして冒頭の話に戻りますが、

6/14放送の

SPITZ草野マサムネのロック大陸漫遊記」

にて、

突如、この自粛期間中に

メンバー顔を合わせずに

データのやりとりのみで制作したという新曲

猫ちぐらを初OA

という流れでした。

 

前置きが長くなりましたが、

この曲が出来るまでの経緯を

リアルタイムで追ってみると、

新曲として発表された

この「猫ちぐら」に対して

思うところがあり、

聞き慣れていろんな解釈が自分の中で

広まる前に、

第一印象で思った事を

書き留めておこうと思いつき、

今回のブログを書いています。

 

このブログでは、

不定期でスピッツのアルバムを聞いて

個人的な解釈を

つらつら書くシリーズを

やっていたりしますが

(最近更新少なくて申し訳ないです)、

今回はその特別編という感じで

見ていただけたらと思います。

 

あくまで、

初めて聞いた直後に個人的に思った事

ですので、

本当に適当な感じになってしまうかも

しれない事を先にお詫びしておきます。

 

 

そもそも猫ちぐらとは。


f:id:peachdraw18:20200622134058j:image

(写真元:https://wazakkasui.com/?pid=140798622

 

ワラで編まれた猫用の

伝統工芸品の事らしいです。

有名なものだと数年待ちのものもあるとか。

 

猫飼った事ないんでよく分からないですが、

伝統工芸品の猫ハウスみたいなものですかね。

 

スピッツの歌詞にはよく猫が登場します。

スピッツ、犬なのに。

 

とりあえず、

新曲「猫ちぐら」を

ラジオやオンライン先行の視聴で聞いて

耳コピで歌詞をメモしました。

(間違っているところもあるかもです)

 

これを見ながら、ざっくりとした

歌詞解釈を行っていきたいと思います。


f:id:peachdraw18:20200622134543j:image

まず、最初に聞いた時の印象は、

リアルタイムで近況を追っていたからか、

今の状況と、そんな中でも

前を向いていこうといった

優しくて暖かなメッセージが

込められていると感じられました。

 

まず冒頭は、

今の状況、新型コロナが流行する前、

これまでの世界を

表現したものだと感じられます。

 

白いシャツ=綺麗な衣装 を着て、

いじわるも少し含んだような、

それでも幸せな笑顔を多めに現した顔で

何気ない日常、

スピッツでいうところの

リリース、ライブのルーティン)

を過ごしていた。

 

無意識に、

時の流れに任せて

似たような日常を繰り返している

世界だったのです。

 

ところが、

新型コロナという、誰にもどうにも出来ない

障害が立ちはだかった事で、

これまでのルーティンのような日常が

奪われてしまいます。

 

そこで、

改めて今まで築き上げてきたものは

猫ちぐらのように、

丁寧にひとつひとつ編み出されているもの

であると感じるのでした。

 

ここで登場する、

タイトルにもなっている「猫ちぐら」は、

自分(演者)と君(ファン)で築き上げる

ライブそのものの事だと解釈しました。

 

まさかずっと続けていたものが

こんな形で奪われてしまった事に

動揺するものの、

きっとこれで終わりではないと信じ、

「さよならじゃない」と言い聞かせます。

 

次にまた会う時にはきっと、

皆の望みが叶うような

パラレルな世界へ連れていこうと決心し、

これまでは似たような景色のように

感じられていたルーティンな日常も、

再開した時には

また一から、

これまでとは少し違うような景色へと

書き加えていこうとするような、

前向きな気持ちを歌っているように

感じられました。

 

間奏からドラムが入ってきて

崎山さんのヲタクこと私は

盛り上がってきますが。

 

リモート

(それぞれ個別に録音し、

音を重ね合わせる収録方法)で録ったとは

思えないほど、

ある意味いつも通りの

スピッツのグルーヴ感というか、

スピッツサウンドが完成されてる事に

感動できます。

 

そして2番です。

「弱いのか強いのかどうだろう

寝る前にまとめて泣いてる」と

少し弱音を吐きました。

 

一人になったオンテレを

最初に見た際、

以前東日本大震災の時に

精神的ストレスを抱え、倒れてしまった

事もあることから、

この時期にもまた心痛めてないかと

心配していましたが、

先述の通り、前向きに捉えて

新曲でも作ろうか、と発言していた事から、

なんだか強くなったな、

と思っていました。

 

が、

オンラインで配信される音声

(以下オンラジ)では、

緊急事態宣言下で一人ずつ収録した際に

草野さんが担当した回で、

自宅に籠る時に聞きたい音楽という質問に

対しての回答で、

リメンバーミーと同時上映された、

アナと雪の女王の短編(クリスマスの話)で

使用された楽曲、「お祝いの鐘」を挙げ、

「泣きたくなる時もあるけれど

聞くと活力を貰える曲」と

紹介していた事も思い出しました。

 

悲しい気持ちや動揺を隠し、

気丈に振る舞えている事に対しては

強くなったと感じる一方で、

夜寝る前にはひっそりと泣いているから

まだ弱いままだと

言っているように感じられました。

 

けれどその気持ちも今は大事で、

そういう事も含めて、

リスナーが「心弾ませるいいメロディー」を

生み出すために必要だと、

強いようで弱い自分を肯定し、

いつかまたライブで再会したら

皆でそれを共有したいという望みも

込められているように感じられます。

 

止まない雨はない、は

前向きな言葉として使われますが、

この状況もずっとは続かない、

いつか雨も小降りになって、

やがてお日様の位置も

なんとなく分かるようになると

希望を抱いています。

 

そして事態が終息し、

再会の時は、

これまでとは少し違う景色、

願わくば、

「思いやりを持って」

(オンテレ等で度々使用していた言葉)、

優しい気持ちになった景色である事を

夢見てこの曲を掲げ、

その時を待ち望んでいる様子が

感じられるところで

曲が締まっていきます。

 

 

歌詞をメモした画像では、

あえて4分割してみましたが

お気づきでしょうか。

 

これは、私なりに

ここで一纏まりの話なのではないか、

というところで区切ってみたものです。

 

最初の部分は、

言わば物語の始まりの部分で、

1番のサビに当たる2つ目の部分では、

物語の起承転結の「転」のようなもので、

最初の部分に繋がりつつ、

そことは世界が変わってしまった

現状にある事を意味する部分だと

解釈しました。

 

そして3つ目の部分は、

2つ目の部分(変わってしまった世界)で

今自分が感じている事を表し、

最後の部分では、

いつか来る終息の時を表した

前向きな表現になっています。

 

私がこの曲を最初に聞いた時に、

「今の状況と、それでも前を向いている

気持ちが込められた

優しくて暖かなメッセージの曲」と

感じたのは、

おそらく通して聞いても

だんだん明るい方向へ

歌詞が向かっているのが

感じられたからだと思います。

 

またそれに乗せられたメロディーも、

昨年リリースされた、「優しいあの子」

NHK朝の連続ドラマ小説「なつぞら

主題歌)にも通ずるところがありますが、

いつかまた会えると

希望を持って暖かい気持ちで待ち続ける

心情が表現されているような優しいもの、

特にギターのメロディーが

とても繊細で優しく感じられるものに

なっています。

 

「優しいあの子」や、

アルバム見っけの表題曲扱いの曲、

「ありがとさん」など、

近年はそうしたゆったりした優しい曲が

多い事から、

コアなファンはそろそろロックな曲も

ほしい…と思ったかもしれません。

というか私も、正直若干思いました。

 

けれど、今回の「猫ちぐら」という曲は、

この時期だからこそ出来た曲で、

この時期だからこそファンに届けたい

曲なのではないかと感じられます。

 

この曲を聞いたリスナーにも、

ピリピリした今の状況の中で、

少しでも思いやりを持った

優しくて暖かな気持ちになって

再会の時を前向きな気持ちを持ち続けて

待っていてほしいという願いが

込められていると思うのです。

 

というか単純に、

ロックでアップテンポな曲は

やはり直接合わせないと

なかなか難しいと思うんで、

それは早く

直接レコーディング出来るようになる事を

祈るしかないですね。。

 

 

という訳で、

まだ3~4回しか聞いてない

新鮮な解釈を書き殴ってきましたが。

 

なんとこの新曲「猫ちぐら」は

6/26より各音楽配信サービスで

配信される事が決定しました!!

 

皆、聴こうな!!

 

聴いてまたライブで再会できる日を

待とうぜ!!

 

私もそれを期待して

延期分のチケット払い戻してませんよ。

延期公演来年なのに。

来年の予定とか分からんのに。。

 

 

という訳で今回はここまで。

 

以上、

最近通常時よりも

推しからの供給が多くて

メンタルがエグいくらいに元気な

桃亀改めandでした。

 

 

 

SPITZ草野マサムネのロック大陸漫遊記

番組サイト↓

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