夢の話

こんにちは。桃亀です。

最近普通に夜起きてられないので、
22時から24時くらいに
就寝するようになってきました。

かといって早起きできるわけでもない。
純粋にずっと眠い。
春眠暁を覚えず...

 

先日。
その日も「明日も仕事だし」と思い、
23時に就寝につきました。

しかし1時間後、
激しい腹痛に襲われ飛び起き、
せっかく眠りにつけていたのに
すっかり目覚めてしまう
ということが起きました。

ケチっていつも買ってるものとは違う
冷凍の唐揚げを食べたのが原因かなと
後悔&卑屈になりながら
気分が悪くなっていると、
私はある夢の事を思い出しました。

それは、この2日前に見た
奇妙な夢。

夢を見る事は結構あっても、
大抵の場合は
夢を見ていた気がするけど
忘れてしまうか、
断片的に記憶にはあるけど
あまり気にならないか。

とにかく、夢を気にするタイプ
ではありません。

しかし2日前に見た夢は
明確にストーリーも登場人物も
記憶にこびりついて忘れられない。
嫌な目覚めだった。

私はこの夢のことが気になり、
ちょうど腹痛で眠れそうもないし、
思い出して記録しておこうと思いました。

他人の夢の話なんて
クソつまらない話題だと思いますが、
まぁ聞いてってくださいよ。


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【夢の話】
朝、私は知らない一軒家の一室にいた。

その一軒家は昔ながらの長屋で、
部屋が3つ横に並んでいる
構造なことはなぜか理解していた。

私はその部屋に配置してある
いつものPCデスクに座り、
PCの画面を覗いている。

私の毎朝の出勤時間は8:40頃。
時計を見るとまだ7時台。
まだ全然間に合うと思い、
PCでニュース番組を見ていた。

何の話題なのかはわからない。
だけど威厳がありそうなコメンテーターが
なにやら厳しい意見を述べている。
しかも、体感とても長い。

ボーッと見ていたからか、
これが何について話しているのか
全く理解できていないまま、
ただ朝の時が過ぎていく。

ふと気がつき、
もう一度時計を見ると、
なんと10時を過ぎていた。

え、ヤバ、めっちゃ遅刻やん。
焦る私。

しかし、人は
もうどうしようもない状況になった時、
一周回って冷静になる生き物。

あ〜もういいや、
今から行っても普通に間に合ってないし
今日は休んじゃえ!

普段の私なら
それならそれで連絡はもちろん入れるのだが、
あえて無断欠勤することに決めた。

知らない一軒家は、
どうやら私の実家「らしい」。

実際、私の実家は
一軒家ではあるけれど
長屋タイプ
(いわゆるサザエさん家みたいなやつ)
とは全く異なる。

そして、私がいる部屋は
確かに私が普段使っているPCデスクと椅子だが、
それ以外は初めて見る光景だった。

ではなぜここが
「実家だ」と認識したのか?

私は現在、
実家がある場所から離れたところで
一人暮らしをしている。

でもこの家は一軒家だし、
家の中には実際の私の家族が
いたからだ。

そして私自身も、
「今日からまた実家にお世話になる」
という自覚を持っていた。

話は戻るが、
ボーッとしてたら盛大に遅刻かまし
挙句、無断欠勤をした私。

PCを閉じて部屋を出る。
向かったのは、自室から一部屋挟んで
隣にあるリビングのような部屋。

そこには、私の父と祖父がいた。
祖父は現在、要介護認定を受けていて、
車椅子に乗っていた。
父は椅子に座って車椅子の手すりを持っている。

「今日からお世話になります。」
実家なのにやけによそよそしい挨拶をした私に、
父は一言、
「すれ違いになっちゃうね」と苦笑いを浮かべた。

祖父は、普段は施設や病院に入院していて、
今たまたま一時帰宅しているだけで
このあとすぐまた施設に戻るらしい。

挨拶の後、この一言を残して、
父は祖父の車椅子を押して部屋を出ていった。

気がついたらもうお昼。
その後、部屋に入ってきた母と兄と
軽く昼食をいただく。

食事中、
私はやはり今日無断欠勤していることが
どうしても気がかりで、
黙っているのも良くないと思い、
恐る恐る打ち明けることにした。

そして、これから同居する母に
「本当に申し訳ないんだけど、
もし平日朝8:40くらいまでに
部屋から出てこなかったら、
一度声をかけてほしい」
とお願いをした。

軽く受け流されるか、
普通に受け入れてくれることを
期待していた。

しかし、想定以上に
この言葉は母を怒らせてしまった。

今朝見ていた
厳しいコメンテーターを見た感じと
全く同じ感覚になった。

体感とても長く感じる。
だけど話の内容が何も入ってこない。
とにかくこの人はものすごく怒っている
ということだけは理解している。
...という感覚。

結局、険悪な雰囲気のまま
昼食を終えた。

その後、自室に戻ると
お風呂に入らなきゃと思いつき、
入浴準備を始める。

部屋にあったタンスから
タオルやら着替えやらを出していると、
小学生くらいの女の子が
突然部屋に入ってきた。

私はこの女の子を知らない。
もちろん親戚にこんな子はいない。

まだ直接会った事はないが、
いとこが子どもを出産した
という話は聞いた。
でもその子はまだ1歳。

小学生くらいの女の子は
本当に見覚えすらない。

部屋に入ってきた知らない女の子は
私と同じように
タンスから自分の着替えを
取り出そうとしている。

戸惑っていると、
女の子を追ってやってきた祖母が
部屋の扉越しに声をかけてくる。

「夕方くらいまで
2人で散歩でもしておいで」

私はお風呂に入る気満々だったのに、
女の子は祖母の提案にノリノリだったため、
仕方なく入浴は諦めて
その子と2人で近所を散歩することにした。

歩いている景色も、
実際の実家の周りと
似てはいるが少し違うように感じた。

でもどこかで見覚えがあるなと感じたが、
おそらくアニメなどでよく見る、
ごく普通の家が立ち並び、
合間に小さな公園などがある、といった
住宅街の風景だ。

どこにでもあるような風景だが
その中に
明らかに違うものが映った。

遭遇する近所の人が、人の形をしていない。

ゲゲゲの鬼太郎」とかに出てきそうな、
気持ち悪くはないけど不気味な雰囲気を醸している、
キャラクターのようにデフォルメされた
「妖怪」だとすぐに認識した。

しかし私は冷静で、
まるで最初から存在を知っていたかのように
「あ〜妖怪いるな〜」とボーッと観察しながら、
女の子と手を繋いで近所を歩いた。

しばらく歩いていると、
ある1人の「妖怪」に声をかけられた。
それは、女の子と同じくらいの背丈の
幼い男の子だった。
どうやら、女の子の友達らしい。

私は2人の会話が終わるまで
少し離れたところで見守っていた。

すると、私に背を向けて
妖怪の男の子と話をしていた女の子は、
くるりと後ろにいる私に顔を向けた。

そしてその口は何かを言おうとしていた。
距離があってうまく聞こえない。

私は聞き返す。
「何て言ったの?」

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というところで目が覚めた。
目覚めた時間は8:40。
つまり出勤時間だ。

私はその日、本当に遅刻をした。


...という話でした。

さて、
リアルな設定の部分とファンタジーな部分が
織り混ざった奇妙な夢でしたが、
夢というものはそういうものでしょう。

だけどなんでこの夢が
鮮明に記憶に残っていているんでしょうか。

今夜の腹痛は少し治まってきましたが、
せっかくなのでこの夢を
自分なりに分析してみようと思います。

まず、現実にある設定と
非現実の設定とで分けてみます。

現実的(リアルと同じ設定)

  • 家族構成(祖父・祖母・父・母・兄)
  • 祖父は要介護。施設や病院に入退院している
  • 私は毎朝8:40に出勤している
  • 実家から離れて一人暮らしをしていた
  • 私自身が実家に対してよそよそしさがある
  • 家具などは、実際に使っているもの

非現実的(リアルとは違う設定)

  • 実家が長屋タイプの一軒家
  • 実家周辺の街並み
  • 母が些細なことでめちゃくちゃ怒る
  • 知り合いに小学生くらいの女の子がいる
  • デフォルメ妖怪が日常にいる世界

特に後半2つは完全にファンタジー

気になるものとしては
・なぜ実家が「長屋」だったのか
・なぜ「妖怪」が出てきたのか
・あの女の子は誰なのか、
・女の子は最後に何を言おうとしていたのか
の4点。

夢に出てくるものには全て意味がある
と聞いたことがあります。

ということで、調べてみましょう。
「夢占い」というやつです。

まず「長屋」の意味について。

参考:【夢占い】長屋 夢の意味は? | 開運夢診断


長屋の夢は、物事がゆっくりと
動いていくことを意味します。

吉夢の場合、
物事が少しずつ良い方向に
動いていくでしょう。

周囲の人たちの小さな協力を得ることが、
大きな成功につながりそうです。

ひとりで奮闘するより、
皆の力を集めるようにしましょう。
一足飛びに物事を進めようと
しないことも大切。
少し頑張れば達成できそうな
目標を掲げ、
確実に前進していくと、
いつの間にか目標を
クリアできているはずです。

「長屋」という家は
まぁまぁいい意味なようです。

確かに私は、今やたら焦っています。
転職する気もないのに
転職・副業系のコンサルに
話を聞いてもらったり、
結婚する気もないのに婚活をしてみたり。

まずは
周りの人の協力を得ながら
小さな目標から始めていくこと。

わかってはいるけど、
要は落ち着けってことですね。
はい。

 

そして次は「妖怪」の意味を調べてみます。
参考:夢占い-妖怪の夢の意味は?初夢・正夢・夢診断 | 無料占いcoemi(コエミ)

 


妖怪と話す夢は、夢占いにおいて、
あなたが
「自分のダークな感情が
生まれた理由がわからず、
理解しようと思っている」
ということを示しています。

今のあなたは、
自分にダークな感情があるのは
分かっているものの、
その出自までは分かっていません。

ダークな感情を打ち消すためには
その感情の出自と
真逆な行動を取るのが
一番効果的ですが、
今のあなたのままでは、
それに対しての策を
立てることができないのです。


ずっと抱えている
モヤモヤした感情が、
何が原因なのか分かっていない。
これは、悩み相談をした人からも
よく指摘されます。

「やりたいことや意志はあるのに、
それで何をそんなに悩んでいるの?」
とよく聞かれます。

 

はっきりとした理由がわからない。
ただずっと不安に襲われて
焦って変な行動に出てしまう。
今年に入ってから、
特にそんな事が続いています。

それを知るには、
「夢の中で話していた内容」が
鍵になるとあります。

ところが夢の中で
私自身は妖怪と話はしていません。

私と一緒にいた
あの、知らないけど
親戚らしい女の子と
妖怪の男の子が
話をしていた様子を
遠巻きに見ていただけ。

まぁ、ただ
その子たちは仲が良いらしく
楽しく話しているようだったので、
どちらかといえば
「フレンドリーな会話」
だったと思います。

こっちの方向で結果を見てみましょう。

(中略)
身近な人への嫉妬が、
ダークな感情が生まれた理由です。

近い存在だと思っていたからこそ、
自分がすぐ後に続けないことに対して
自分が置いていかれる不安と焦りがあり、
それがやがて嫉妬へと
変わってしまっているのです。

あなたにはあなたのペースが
あることを思い出し、
早さよりも精度で
勝負できるようにしてください。

 

周りと比べて仕事ができないことへの
焦りと不安から、
転職系コンサルに悩み相談をしたり、
いい歳なのに彼氏がいない
ことに焦って婚活してみたり。

どうにもならないことに
焦るくらいなら落ち着け。

結局全ての事象で
「焦るな。落ち着け。」と
言われてるだけなのでしょうか。

残りの謎は、
あの女の子の事です。

これも夢占いの観点から見てみると、

・見覚えない(知らない)女の子
:自身に子供らしさが残っている

・関係性としては親戚らしい
:精神が幼い
:自分がどう思われているかを
過剰に気にしている
:常に誰かを頼っている

・小さい女の子
:恋愛運、対人運が上昇する吉夢

・やたら懐かれる
(知らないはずなのに手を繋いで散歩に出る)
:いい出会いがある

状況にもよりますが、
精神的な幼さはあるものの
悪いことではないようです。

参考:【夢占い】女の子の夢の意味25選!可愛い/知らない/遊ぶなど状況別| Callat media[カラットメディア]


だけど、私は本当に
この女の子に覚えはないのでしょうか?

それがずっと引っかかっているんです。

私は、本当は
この子を知っている気がする。
だけど、わからない。

妖怪の男の子と仲が良い
小学生くらいの女の子。

そもそも「妖怪」とは
どんなものか改めて見てみると、

「日本で伝承される民間信仰において、
人間の理解を超える奇怪で異常な現象。
あるいは、
それらの現象を起こす不可思議な力を持ち、

科学で証明できない存在のこと」

とあります。

元は人間、
あるいは実在する生物だったものが
何らかの事情で
通常では考えられないような
姿になったり
特殊な力を持つようになったもの、
それが妖怪。

ここからはあくまで
私の推測になりますが...

あの妖怪たちは
元々この世にいた人たちのメタファー
なのではないのでしょうか。

つまり、夢の中で
半ば無理やり散歩に出された外は、
「この世とは違う世界」だった、
ということになります。

と、いうことは
その「この世とは違う世界」に
馴染んでいたあの女の子も、
もしかしたら
“この世のものではない”可能性が
あるかもしれません。

10歳前後の子ども、
現在はこの世のものではない...

そこで私は
思い出しました。

どうして今まで忘れていたんでしょう。

あれは、11年前のこと。
あの時、普通に生まれて、
今も生きていたら
ちょうど夢に出てきたくらいの
年齢になっているはず。

私は、11年前、
あるひとつの命を
殺した。

正確に言えば、
私が直接
手にかけたわけではありません。

「私の家族の存在と主張が
ひとつの命をなかったことにした」

こう言うのが正しいのでしょうか。

当時私は中学2年生。
当たり前の日常が
ずっと続くと信じていたのに、
その年のある夏の1日から
全て狂ってしまいました。

学校から帰宅するなり、
深刻な顔をして呼びかける父。
家族全員が集められた
蒸し暑い一部屋。
告げられる事実と、
見たことのない大人たちの顔、声。
それは、
あまりにも重すぎる現実。

それ以来、
私は実家が居心地の悪いものになり、
今でも正直あまり帰りたいと思いません。

いつかは地元には戻りたいとは思っていても、
実家に戻ることはできれば避けたい。
また気を遣って
生活していかなきゃいけないから。

だから、
夢での家族への対応は
割と素なんです。

夢占いにたびたびあった
「原因のわからない不安や焦り」の正体は
“家族”にあるのではないのでしょうか。

夢の中であった祖父。
祖父は実は、数年前から衰弱して
現在は危篤状態が続いています。

私は今年に入ってから、
「生きてる間になるべく会ってあげて」と
言われ、
月1くらいのペースで
時間をとって地元に帰っています。

日に日に衰弱していく姿を見て、
あぁ、人が死へ向かっていく姿を
見なきゃいけないのかと
毎回メンタルがやられます。

それでもなお、
私は“家族”を
心のどこかで許せないでいました。

私のダークな感情。
それは、

「この家族全員が、
ひとつの命をなくした共犯者である」

「なのに皆、忘れようとしている、
なかったことにしている」

最終的には私も忘れてしまっていたけど、
しばらく私だけが抱えていた罪悪感。
それが、家族に対する嫌悪感に
繋がっているのかもしれません。

祖父は、もう間もなく亡くなります。
あぁ、この人は最後まで
償うことなく終わるんだな。
そう思ってしまいました。

もう、意思疎通もできません。
どうすることもできないんです。

だけど、思い出してしまった。
そしてその子は私の夢に現れた。

また私だけが罪を背負って
生きていかなければなりません。

「ひとりで奮闘するより、
皆の力を集めるようにしましょう。」

誰かに助けを求めたら
私はもう少し楽に
生きていけるのでしょうか。

こう考えた頃には、
はじめに腹痛で目覚めてから
もう2時間は経過していました。

夢の意味が分かっても、
それでも私は今日も
生きていかなければいけません。

あの子の代わりにはなれないけど、
あの子の分も生きなければいけないんです。

明日も仕事だから今は寝よう。
こうして無理やり眠りにつきました。

クソ長い夢の話でした。
ごめんなさい、
聞いて欲しかったわけではなく
なんとなく
忘れてはいけないような気がしたので
ここに記しておいたまでです。
完全に自分用です。

まぁ、
情緒不安定なんだなと
思ってくれていれば。

また焦って
親族以外の連絡先を
絶ったりしていますが、
この人今混乱してるんだな、
近付かんとこ、と
思っといてください。

以上、桃亀でした。