イラストの専門学校

こんにちは。

 

新年号は発表されたし、

スピッツの新曲はとても素敵だったし、

イベントも間近に迫ってるという事で

感情が忙しい桃亀です。

 

さて、4月という事で

新年度が始まりましたね。

 

来月には年号が変わってしまうので

平成31年度というべきか、

新たに発表された

令和で言っていいのかは分かりませんが、

まぁとりあえず

学生の皆さんは入学や進級、

社会人の方は新入社員の方が

入社されたりと

いろいろ環境の変化があるかと思います。

 

私も、専門学校の2年生になりました。

3年間の専門学校なので、

学生でいられるのも

あと2年となりました。

 

デザインの専門学校で

イラストを描いているのですが、

入学前とは少し意識が変わったと

感じ始めていて、

そろそろ本格的に

就職などについて考え始めなきゃな、

という時期になってきました。

 

そこで、

デザイン、イラストの専門学校に

通って二年目なので、

学校の感じとかを

ざっくり紹介してみたいと思います。

 

現在中学生や高校生で、

 

イラストやアニメ、

ゲームなどに関わる仕事に興味がある

 

イラストの専門学校ってどんな感じなの?

 

と疑問に思っている方に

参考にしていただきたいです。

見てるかは知りませんが(笑)

 

先に忠告しておきますが、

あくまで

とある地方の、

そんなに有名ではないであろう

専門学校のお話なので、

全ての学校に当てはまる訳ではありません。

 

まず入学ですが、

ぶっちゃけ

絵が全く描けなくても入れます

 

専門学校ですので、

学費さえしっかり納められたら

基本的には入学はできます。

 

実際、同じクラスの友達でも、

本格的に絵を描いたのは入学してから

という人も何人かいました。

 

ただ、主にAOや推薦入試など

面接での試験が一般的かと

思われますので、

この学校に入って何がやりたいのか

将来的に何を目指しているのか

を明確にしておいた方が

良いかと思います。

 

ちなみに私はその辺ぶっちゃけ

曖昧でした。

というか今でも曖昧で

よく個人面談の時に怒られます。

 

そして、入学してからはもちろん、

入学前から

課題がえげつないです。

とにかくやる事が多い。

 

私たちの場合は、

入学の約2ヶ月前から課題を提示され、

一度オリエンテーションも兼ねた

中間チェックも挟みつつ、

およそ11の課題がありました。

 

もちろん、

ほとんどイラストや

将来希望する職業に関しての

ものが多いのですが、

今振り返ると

あれ以来こんな事やってないけど!?

みたいのもありました(笑)。

 

ざっくり挙げると

  • アクリル絵の具を使った色彩表現
  • 漫画の単行本の表紙を模写(アナログ)
  • 風景や人物のスケッチ
  • 工作用紙に図を描きカッターでひたすら切り抜く
  • テキストを使った書き取り
  • オリジナルイラスト制作
  • テーマの違うレポート文

…などなど。

 

特に工作用紙をカッターで切り抜くヤツ、

あれで私、入学前に腕

内出血してます。

しかもそれが一番

そのあとやってない。

 

まぁこれは入学前の、

約2ヶ月という猶予もあったので

私は春休みに自動車学校に通いながら

なんとかこなしましたが、

入学し、授業が本格的に始まると

一週間で同時に2~3つくらいの課題を

こなす事になります。

 

こんな事をいきなり言うと

マイナスイメージになるので

フォローしときますが、

絵をたくさん描くので、

絵を描くのが好き!という気持ちがあって

入ってきてる方がほとんどなので

たぶん大半の課題は楽しいです。

 

さらに、私みたいな

何か課題がないと

何を描いていいかよく分からない、

自由にとかやめてくれ

という方にとっては

結構ありがたいとは思います。

 

そして授業です。

学年が上がるにつれて、

具体的に何を目指しているのかによって

授業内容は変わるとは思いますが、

そんなにはっきり分かれていない

1年生の段階で言うと、

絵を描く基礎の基礎

を学ぶ授業が多いです。

 

主に

  • デッサン
  • キャラクターの頭身についてやイラストを仕事にするという知識を身に付ける
  • デザインについて
  • アナログ画材の使い方、表現
  • デジタルでの作画の仕方、表現
  • 漫画表現
  • 美術史
  • 検定取得

…などなど。

 

人によっては

別にこれ今後使わないんじゃね?

みたいに感じる授業も

あるとは思います。

実際愚痴ってるクラスメートはいました。

 

ちなみに私はありません。

あくまで基礎の基礎なので、

もしかしたらこの授業使わないかな~と

思っていても、別の授業で

あっこれ別の授業でも

似たような事をやった!

という発見や、参考にはなっています。

 

また、専門学校は

あくまで就職を目的にしている所が

ほとんどかと思われますので、

イラストの仕事の現場に入った時に

必要な知識や技術、さらに検定などは

ジャンルは違えど必要になってくるかと

思います。

 

まぁそもそも

趣味で終わらせるつもりであるなら、

高い学費をわざわざ払って通う意味も

ないでしょうからね。

今これ盛大なブーメラン←

 

そして、イラストの専門学校の

醍醐味というか、

ほぼ目玉のようになっている授業が

プロのイラストレーターさんや

イラストに関わっている方による特別授業

です。

 

ぶっちゃけ私は

専門入るまでそんなに

イラストレーターさんに

詳しくなかったのですが、

詳しい人や好きな人からしたら

結構スゴい人が来てます。

たぶん名前挙げれば

あぁ~!!!!ってなる人

(名前挙げると特定されるかもなので

あえて挙げませんが)。

 

実際私も、

イラストレーターさんについては

初めて知ったって方も、

代表作を紹介してもらったら

あぁ~!!!!ってなる事ありました(笑)

 

約3時間ほどの授業で、

前半は外部の先生による講演、質問タイム

後半は事前に提示された課題を

外部の先生直々に評価していただく

という感じです。

 

後半の、

直々に評価していただく時間は

先生との1対1ではなく、

教室のスクリーンに大きく映し出され、

クラスメートだけでなく

一緒に参加してる他学年の皆にも

同時に見られます。

ある意味ここが唯一

クラスメートや他学年の生徒が

どんな絵を描くのか見られる

チャンスでもあります。

 

同じ課題で

自分とは違う解釈、表現を

見られるのは

とても参考になりますが、

逆にこれが苦痛に感じる人もいます。

 

特に、

自分の絵にあまり自信がない

という人にとっては

公開処刑されてる感じ。

これで病んでそのままって人も

何人かいます。

私も何回かこれで病みそうになりました。

 

でもまぁ、絵の職を志すのであれば

こういう事も

乗り越えないといけないし、と

言い聞かせてなんとかやってます。

 

しかも私の学校だけかも

しれませんが、

その後課題の出来で

ランキングつけられたり

するんですよね。

発表されるのは

上位3人とかですが。

 

でもある程度やってくるとやっぱり

「あぁ、絵が上手いなぁ

と思う人が

いつもランクインしていて、

それはそれでなんか絶望というか

頑張ったのに報われない

虚しさみたいのは

常に感じます。

 

その分、

普段は滅多にランクインしないのに

ふいにかすったりすると

めちゃくちゃ嬉しかったり

するんですが。

 

この授業だけに限らず、

割と最初から

上手い人は上手いし、

まだまだって人もいて

どうしても比べられてしまうし

自分自身も周りと比べて

落ち込む、なんて事は

結構あります。

 

でもその感情は

誰もが通る道だと思います。

 

そこで、

やっぱり下手だからもういいや

となるか

悔しいから上手い人を越えてやる

となるか。

 

考え方で伸びしろは

変わってくるのではないのかな

と思います。

 

実際、先輩の卒業制作などで

3年間の絵の変化みたいのを

拝見させていただいたのですが、

1年の時点ではぶっちゃけ

そんなに上手くない人でも、

3年の終わりにはプロになれるんじゃ

レベルにまでなっている、

という事も結構あります。

 

入学して最初に言われたのは、

「学校に通っているからと言って

必ずプロになれる訳ではない」

でした。

 

学校ではあくまで

絵を描く環境や

知識、技術の身に付け方

を少し提供してくれますが、

それを生かすには

そこから先は自分で

どんどんやっていかなければなりません。

 

だからぶっちゃけ、

最初から独学で絵を描ける人は

専門学校なんか

通う必要ないんです。

 

プロのイラストレーターさんだって

別に絵の学校には通わず独学で、

という方だってもちろんいます。

 

まぁゲーム会社に就職したい!

とか

アニメの制作会社に就職したい!

とか

就職という意味では、

こういう学校に入っておいた方が

業界との最短ルートというか

繋がりは多少あるので

入りやすくはなるかな、とは

思いますが。

 

まぁそれも、

就職先はだいたい

東京や大都市になってくるので、

だったら最初からその近辺の

有名な専門学校などに入った方が

確実だとは思いますよ

…と地方の専門学校生が呟いたり。

 

専門学校に入ってようが

独学だろうが、

自分がいかに絵を

本気で上手くする努力をするか

ですよね、結局。

はい、分かってはいるんですよ。。

 

上手い人の絵の伸ばし方を

チロッと覗いてみると、

とりあえず

プロの絵を模写、

プロのイラストレーターさんの

メイキングを参考にする

など。

 

目指している、

憧れている場所を見据えて

そこに寄せる、

というのは

案外重要なのかもしれません。

 

専門学校の紹介というか

なんか途中からズレたようにも

感じますが、まぁまぁ。

 

イラストの専門学校に通えば

毎日絵が描けて幸せ!!

そのまま絵を職業にもできて幸せ!!

という訳ではないんですよ、という

シビアな現実は

ご紹介できたのではないでしょうか(笑)

 

でもまぁ、

楽しいには楽しいですよ。

とりあえず

ヲタクはめちゃくちゃいます。

 

というか

どのジャンルのヲタクだろうが、

ヲタクを受け入れてくれる

環境ではあると思います。

 

私は

今流行ってるというよりも、

10年くらい前に流行った?

という

まぁまぁマニアックなジャンルを

好む傾向がありますが、

高校までは理解してくれる人は

少なかったというか

ほぼいませんでしたが、

専門入ったら

めちゃくちゃ知ってる人いて

盛り上がったり。

 

あとは

目指しているところは

ジャンル違えど似てはいるので、

情報交換だったり

一緒に作業したり。

 

放課後学校に残って

友達とダラダラ作業するとか

結構楽しかったりします。

ほら、

さぎょイプとか

楽しいじゃないですか、

私した事ないけど←

 

なにより、

授業などによって

自分の絵の成長を

感じられた時は

やっぱりとても嬉しいです。

 

イラストを描く事が好きだったり

もっと伸ばしたい

そして

イラスト関係の仕事に就きたい

という人は、是非調べて

いろんなところの

オープンキャンパス

体験授業などに行ってみてください。

 

これは体験談からですけど、

専門だけじゃなく大学とかもですが、

絶対何校かは行って比べた方がいいです。

 

本当に自分に合っている、

本当に目指したい場所に向いている

 

そんな進学先に

出会える事を祈っております。

 

さて、私も

そろそろ本気で

将来の事とか具体的に

考えなきゃなぁ…(遠い目)

 

以上

今年度も頑張っていきたい

桃亀でした。